2019年7月16日（火）、ポートアイランド・キャンパスにおいて（株）オートバックスセブン店舗開発部課長　濱口晃氏を講師として招き、「地域学入門Ａ」の講義内で「阪神神戸地域の少子高齢化社会に対するカー用品業界の戦略」についてご講演いただきました。
　　　　　　　　　　
　車離れの進む業界で少子高齢化社会に対する企業戦略の実際について、西日本の313店舗を統括する立場から具体的な例を出しながら、データ分析に基づいたマーケティングと新規顧客の獲得法を授業していただきました。併せて、企業が求める学生像についても触れていただき、人と人との関わりを大切にする仕事の仕方のために、ビジネス相手に対する聴く力と伝える力を養ってほしいとのコメントをいただきました。

　講義を受けた学生からは、「資格や経験値も大切だが、人を巻き込む力が最も重要だとわかりました。将来自分が仕事をするにあたって、アイデアや工夫を自ら発信し、周りを巻き込めるようになりたいです。」「少子化とライフスタイルの変化で今そんなに車離れが進んでいるなんて、少し驚きでした。どう対応したら集客力アップにつながり、売り上げに反映させることができるのか、これぞ経営学の核だと思い話に引き込まれました。」「少子高齢化やグローバル化社会に企業はどう対処していっているのか、前から気になっていました。今回、とても生々しいお話を聴くことができてよかったです。マーケティングが地理的な商圏という大きなものから、段々とミクロなものにまで視点を変えて検討されていくことが面白かったです。」などの感想が寄せられました。